2025年10月22日水曜日

第1子、18歳までかかる費用は…2170万円 国立成育研調査

  第1子を18歳まで育てるのに約2170万円の費用がかかることが、国立
成育医療研究センターが実施した調査で明らかになった。内閣府が2009
年に実施した同種の調査から微増し、生活費の割合が増していた。

調査は24年11月、調査会社の登録モニターで第1子が0~18歳の母親を対
象に実施した。4166人の有効回答から費用を算出した。

 その結果、0~18歳の18年間の子育て費用は2172万7154円で、貯金や
保険を含むと2570万1956円だった。

 中学3年までは1632万3898円。内閣府の09年調査の1613万3974円より
20万円ほど増えていた。

 内訳を見ると、24年は生活費が高く、医療費や保育費は低かった。物
価上昇や携帯・通信費の利用が生活費を押し上げる一方、国や自治体の
施策で医療費などが抑えられたとみられる。

 年齢別にみると(貯金や保険を含む)、未就学児は年89万~110万円で
推移、小学生では114万~131万円、中学生では156万~191万円、高校生
では181万~231万円だった。

 国立成育医療研究センターの担当者は「世帯収入ごとの子育て費用を
比較した結果からは、収入によらず高校生の生活費は年70万~100万円
だった。収入が低い世帯ほど割合が高くなっている傾向がある」と分析。
データに基づいた子育て世帯への経済的な支援のあり方を検討すべきだ                         とした。                       「毎日新聞」



2025年10月3日金曜日

住宅ローン変動金利1年で倍に…マイホーム苦悩 30代40代の相談急増

  住宅ローン変動金利上昇が止まりません。1年前と比べると、倍近い金利に
なっているケースも出ていて返済を巡る相談が相次いでいます。

住宅ローン変動 1年で倍に

 みずほ銀行は今月から、住宅ローンの変動金利を0.25%引き上げ。

 金融関係者からは日銀が今月にも利上げを行う可能性があるとの声も出始め
ていて、さらなる上昇も予想されます。

月9万円返済「酒を減らす」

固定借り換え模索も銀行NG

 変動金利1.25%で3600万円を借り入れていましたが、今年6月に固定金利1.68
%への変更を銀行側に打診すると…。 銀行の回答 「今後、修繕が難しい建築物
なので借り換えは難しいです」

 借り入れ時より物件の担保価値が大きく低下した時などは借り換え自体がで
きなくなるケースもあるそうです。※建物の状態や法的条件で審査結果は異なる。

 住宅ローンの相談に乗る会社「おうちの買い方相談室」の三浦代表はこう話
します。 「30代、40代が圧倒的に(借り換えの相談が)多い。これから子ども
にお金がかかっていくという不安と、金利がこの先上がっていき続けた場合ど
うなるだろうという不安(で相談がある)。ライフプランニングといって我々が
資金計画をしっかりと立てる。毎年、ないし少なくとも長くとも2年に1回は見
直しをして伴走するようにしている」

                                               (「グッド!モーニング」2025年10月3日放送分より)